ハンセン病シンポ「戦争とハンセン病」
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ハンセン病に対する差別や偏見をなくそうと活動している市民グループが、ハンセン病の回復者らを招いて戦争をテーマにこのあと午後6時半から富山市でシンポジウムを開きます。
12日のシンポジウムにパネリストとして参加するハンセン病回復者の山下道輔(80)さんは、昭和16年、東京の多磨全生園に隔離されました。
シンポジウムを前に富山別院を訪れた山下さんは、静かに平和を願っていました。
山下さんは「人間としての尊厳というものがそれまで全く無視されていた、その回復というか名誉回復というか、戦後になって自分も人間なんだということを叫び出した」
シンポジウムは、ハンセン病に対する国の対応の誤りを認めた平成13年の熊本地裁での判決を風化させまいと毎年開かれていて、今年は「戦争とハンセン病」がテーマです。
主催するハンセン病問題ふるさとネットワーク富山代表の藤野豊さんは、戦争と差別の歴史を考えてほしいと話します。
藤野さんは「テーマが戦争とハンセン病いうことで、全国的にも目を向けてもらえてると思うので富山から平和と人権の統一ということを全国に発信できればと思っている」
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