ハンセン病シンポに協力要請
ハンセン病問題に取り組んでいる市民団体が13日に県庁を訪れ、来月開かれるシンポジウムへの協力を求めました。
県庁を訪れたのは元患者への支援など、ハンセン病問題に取り組んでいる「ハンセン病問題ふるさとネットワーク富山」の藤野豊代表などメンバー8人です。
一行は県健康課と県議会の会派を訪れ、来月12日に富山市民プラザで開かれるシンポジウム「戦争とハンセン病」への協力を依頼しました。
このシンポジウムは平成13年に熊本地裁で下されたハンセン病訴訟の勝訴判決を風化させまいと、「ハンセン病問題ふるさとネットワーク富山」が毎年開いていて今年で8回目です。
KNBニュース(動画あり)
ハンセン病問題を社会に伝える活動を続けている市民グループが、6月12日に富山市の富山市民プラザでシンポジウムを開きます。主催者は問題の根本的解決に向けて、多くの人に参加してほしいと呼び掛けています。
シンポジウムを主催するハンセン病問題ふるさとネットワーク富山が13日、県庁で記者会見し、シンポジウムの目的などを説明しました。今回は2001年5月に熊本地裁が出した国の隔離政策に対する賠償命令の勝訴判決から8周年を記念し、「戦争とハンセン病」をテーマにします。
シンポジウムでは、戦時下の沖縄で日本軍が行った隔離政策などを調査している沖縄県の吉川由紀さんと、東京都のハンセン病回復者・山下道輔さんを招き意見交換します。ネットワーク富山の藤野豊代表は「ハンセン病の回復者が高齢化し、事実を伝えていくことが大きな課題。この機会にもっと理解を深めてほしい」と話しています。
チューリップテレビ(動画あり)
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