能登へ

9日、月参りを終え、そのまま能登へ向かう。
氷見の阿尾から山を越えて田鶴浜を目指すが、途中で石動山の看板が眼に入り寄道。
山の奥深く、いかにも修験道の風情にたどり着いたが、資料館は3月まで閉館。
そこからふたたび山越えを図るが、断崖絶壁、枯れ木を踏み分け、なんとか下界にたどりつく。
能登自動車道は使わず、懐かしい海岸線を、のと鉄道と競争しつつ、穴水へひた走り、
ふたたび山を越えて、目的地の輪島に到着。
能登「青草びとの会」に参加。
能登の者でもないし、専修学院卒でもないのだが、以前、ここで駐在教導をしていたときに関わりを持っていた。
10年ぶりに参加する。メンバーも大半が次の世代に移行してしまっていた。
でも能登はやっぱり懐かしい。「青草びとの会」、妙な愛着がある。
部外者ではあるが、富山でもこの会は開けないものだろうか?
二日間にわたって、らくりんさんの講義を拝聴。
そして、お世話になった濤先生が一昨年、亡くなられたことを、初めて知る。
10日の昼で日程は終了。
ふと、二人の先生のお寺を訪ねることにする。
輪島から海岸線を珠洲へと向かい、濤先生のお寺へ。
法名になってしまった先生に手を合わせる。
お世話になった。涙が出そうになる。
珠洲から自動車道を乗り継いで、田鶴浜の上野先生のお寺へ。
先生の法名に手を合わせる。思い出が蘇る。
5年前に亡くなっておられるのに、なかなか足を運ぶことができなかった。
やっとお礼を申し上げにこれるようになりました。
帰り道、夕日に照らされた能登の情景は、別世界のように美しかった。
再び山を、今度はすんなりと越え、氷見から水橋へと帰宅。

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