趣旨文草稿・子ども会はがき
富山教区・富山別院 蓮如上人五百回御遠忌法要 並びに
宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌お待ち受け法要
御遠忌法要テーマ
差異(ちがい) つながり・・・そして いのち ~孤独の闇から響きあう世界へ~
1998年、蓮如上人の本山五百回御遠忌を、私たちは「バラバラでいっしょ-差異(ちがい)をみとめる世界の発見-」というテーマのもとに勤修しました。異なるものを異なるものとして尊重し、大切にしていく教えを、親鸞聖人の「ともの同朋」、蓮如上人の「とも同行」という言葉を通して学びました。
しかし、2001年9月11日のアメリカへのテロとそれからの国際情勢は、その学びを吹き飛ばしてしまいました。異なる国、異なる民族、異なる宗教のあいだに繰り広げられた悲惨な戦争は、差異(ちがい)を認あうことは人間にできるのだろうかという出発点に、私たちをもどしてしまいました。
家庭、職場、地域など、身近な人間関係においても、わたしたちはあいかわらず異なる性、異なる世代などのあいだに、次々とあらたな心の壁を作り出し続けています。そして、マスコミが報道する事件に怯え、自分を硬い殻で守ろうとすることに明け暮れています。
いま、もう一度、問い直したいのです。どうしたら、バラバラでいっしょになれるのでしょう? どうしたら、差異(ちがい)を認める世界を発見できるのでしょう?
2008年にお迎えする富山教区・富山別院法要テーマを、私たちは「差異」「つながり」「いのち」の3つのキーワードを並べることによって作成しました。それぞれの意見を出しあいましょう。孤独の闇から響きあう世界へと、あらゆる人々のいのちを輝かせる道を探し求め、話し合いましょう。
6日提出なんです。ご意見、おねがいします。参考にさせていただきます。
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