酒井さん来富
交流集会でいっしょにがんばった、東京の酒井義一さんを迎えての、ハンセン病問題に学ぶ、公開講座が昨日ありました。テーマは[「宗祖に帰れ」という うながし]。ポイントをまとめておきます。 1、人を恥と見ていくことの罪深さ、国の恥→隔離 2、名を奪うことの罪深さ、園名 3、生まれてきてはいけないとされた命、胎児標本問題 4、「かわいそうな人」という見方の狭さ、親鸞の「われら」 5、善意の差別者 出会いの欠如 菩薩の死 6、自己の闇を見つめることの闇 法の深信を欠いた二種深信 親鸞の名をかたりながらその精神に背く それこそ20年前からに会ってるんですが、改めて話を聞いて、学ぶことがたくさんありました。 ハンセン病問題に関わる場面場面で、親鸞の書かれた言葉がいつも響いてきます。ああ、こういうことをおっしゃっていたんだな、という感じで。 正直、仏教や真宗の本や研修会の大半は面白くありません。虚構に虚構を重ねるだけのものが多すぎるからです。知識を増やして、自分は立派なものになったという雰囲気が嫌いです。うさんくさい。偽者の感じがします。ハンセン病問題こそ、本当の意味で、自分を問うてくれている感じがします。 本山の育成員研修会より多磨全生園にいきたくて、交渉しています。研修会も生き物ですから、どういう出会いや雰囲気になるかは分かりません。しかし、教団の主流派知識人たちと私とは、考え方がまったく違っていると実感しています。 |
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