プレゼン法話の反省

上の写真はあおさんのブログから流用させていただきました。
これまではホワイトボードを使うときのように、スクリーンを自分の右側においてプレゼンしてきたのですが、今回はご本尊を挟むようにして設置してみました。
この形は話者とスクリーンの両方に視線がいくのでよかったと思います。ただ、スクリーンの説明のさいにご本尊の前を横切ることがあるので、最初にそのことを断る必要があります。
この形にできたのは、パソコンとプロジェクターをつなぐ5メートルのVGAケーブルを購入して、設置方法が自由になったからなのですが、このケーブル、かなり重いというのが困ったところです。
そしてスクリーンとプロジェクターの間隔も広くあけられるようになって、画像が大きくできるようになったのはよいのですが、そのぶん照度が低くなるので、カーテンを閉めて本堂の照明を消していただくことになりました。そうすると、やはり、眠くなる方がおられたようで、この点も問題だなと思いました。
話の内容については、前半の廃仏毀釈のお話について、あまり反応がなかったような気がして(小松ではそうでもなかったんですが)、明治時代の事件にリアリティを感じていただくには、さらになにか工夫が必要かなと思いました。
そして、最後の締めに「しんらんさまはなつかしい」の歌詞を確かめるという展開にしているのですが、「ただ真実の白道を」歩んだ聖人ということだけを強調してしまい、「われも悲しき凡夫」という生涯こそがその白道であったという点を押さえませんでした。高揚して舞い上がってしまったんですね。聖人を偉人にしてしまいました。ここは大きな反省点です。
それにしても仏教讃歌の歌詞っていいなと、この頃思います。あさって、親戚寺院の祠堂経のお話しに行くのですが、今度は「歌う法話」なども試してみようかと。
いやはや、われながら、つくづく、本道を歩けない、サブカルチャーな性格です。
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